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更新日:2023年6月12日
北海道との通商で巨万の富を築いた高岡有数の商家。明治中期から銀行や高岡電灯、高岡紡績などを起業し、高岡の近代化に貢献する一方、政界にも進出し、高岡政財界の中心的な存在として活躍しました。明治35年に建築された高岡の代表的な土蔵造りの町家です。
菅野家は、現在も住居として使用されていますが、御当主のご理解のもと、ミセノマ、ホンザシキ、ブツマなどを一般に公開しています。
高岡駅から徒歩15分
加越能バス 「木舟町」下車徒歩2分
万葉線 「片原町」下車徒歩3分
新高岡駅から車で10分、高岡駅から車で3分
能越自動車道高岡ICから車で10分
北陸自動車道高岡砺波スマートICから車で20分
※駐車場及びトイレは、山町筋観光駐車場及び防災施設をご利用ください。
代々、綿糸などの卸商を営んでいた商家。明治36年の建築であることが当家に伝わる普請文書から確認されます。2階の窓につく観音開きの土扉は、すべて開けられたときに隣同士の扉が一体化して納まるように設計されているのが面白いところ。屋根には採光のための天窓がついています。
現高岡市土蔵造りのまち資料館
室崎家は、綿糸や綿布の卸商を営んでいた商家。現当主の転居に伴い、高岡市で資料館として整備しました。2階窓に観音開きの土扉が付いていないことを除けば、高岡の土蔵造りの特徴をすべて備える大規模かつ上質な町家です。また、山町筋の町家ではめずらしく前庭があります。
資料館では、土蔵造り建物内部をじっくりと見学いただけるほか、高岡の町建てや山町筋の歴史や土蔵造りに関する資料を展示しています。
もともとお茶の卸商の店舗として建てられた建物を井波氏が買い求めて仏壇店として営んでいます。店の土間部分は2回が吹き抜けで、四周に回廊がついています。正面の意匠は鋳物製の唐草模様で飾る大きなアーチ窓を置き、洋風に仕上げるなど、山町筋では独特の建造物です。
大正3年12月に建築されました。設計は清水組の田辺淳吉が担当し、施工は清水組。県内唯一の本格的なレンガ造り建築物で、擬ルネッサンス様式のこの建物は、「赤レンガの銀行」と呼ばれて市民に親しまれています。
塩崎家は古くからこの地に住んで、高岡の地場産業製品である銅器の卸売業を営んでいました。現在は、計量機器類の卸売業を営んでいます。主屋の建築年代は、当家に残る普請文書から明治42年であることがわかります。正面左側が斜めに切り取られており、その面は擬石の洋風の意匠となっていますが、これは昭和9年の都市計画事業として大通りの拡幅が行われ、その際に間口を2間分切り取られた上に隅切りされたためです。正面向かって右手側は明治期の土蔵造り、左側は昭和初期の洋風建築というふうに、2つの時代の建築様式を兼ね備え、都市の変遷を表す建造物として貴重です。
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