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更新日:2023年2月17日
平成24年12月28日、金屋町伝統的建造物群保存地区が鋳物師町としては全国で初めて、重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
平成24年4月25日
約6.4ヘクタール
高岡市金屋町・金屋本町の各一部
伝統的建造物(建築物)114件、伝統的建造物(工作物)12件、環境物件2件
金屋町は、前田利長公が高岡開町に際し、砺波郡西部金屋から7人の鋳物師を招き、東西50間、南北100間の土地を与え、鋳物づくりを行わせたことに始まる高岡鋳物発祥のまちである。
保存地区は、東西約140m、南北約450m、面積約6.4ヘクタールで、旧拝領地とその周辺の範囲からなる。
保存地区の中央を南北に金屋町通りが縦断し、江戸期から昭和初期までに建てられた町家が密度高く残る。
敷地は短冊形で、道路に面して主屋を建て、主屋背面の中庭をはさんで土蔵が建ち、さらにその背後に作業場が置かれる。作業場で火災が発生した際に主屋への延焼を防ぐための工夫とされる。
主屋は真壁造りとして、切妻造平入で桟瓦葺きを基本とする。正面は、一階は出入り口に大戸を建て構え、サマノコ(狭間の格子)と呼ばれる格子を設けるものが一般的であり、古いものには蔀が残る。二階は袖壁を設け、長押、貫を化粧でみせ、白い漆喰壁とコントラストをなす。
選定基準 (一)伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの
高岡市金屋町伝統的建造物群保存地区は、高岡城下の建設に伴い鋳物師が集住して形成された町並みが今日までよく継承され、意匠的に優れた外観や質の高い造作を持つ町家と作業場や土蔵など鋳物製造に関わる建物がともに良く残り、特色ある歴史的風致を良く伝え、我が国にとって価値が高い。
伝統的建造物群保存地区とは、歴史的な町並みや集落を将来へ継承したいとする“住民の意欲と取り組み”を支援するための制度です。伝統的な建造物に加えて、それらと密接な関係にある工作物や樹木などを含む歴史的なまとまりを持つ範囲を「伝統的建造物群保存地区」として都市計画決定し、保存を図っています。
その歴史的な町並みや集落を将来へ継承するため、町並み景観に影響を与える下記の「現状変更する行為」をされる際は、事前に市長と市教育委員会の許可を受けていただく必要があります。
許可基準に基づき整備を行っていただく必要がありますので、計画の初期段階からご相談ください。
許可申請が必要となる行為(例)
申請書類:文化財関係申請届出様式一覧
歴史的な町並みを回復させるため、修理・修景基準に基づき行われる工事費と設計・監理費に対して支援制度を設けています。修理・修景基準や補助対象経費、スケジュールなど綿密な打ち合わせが必要なため、計画の初期段階からご相談ください。
伝統的建造物(建築物)の修理 … 補助率80%、上限額1,000万円
(※土蔵造りの主屋は500万円を加算した額を上限とする)
伝統的建造物(工作物)の修理 … 補助率80%、上限額400万円
非伝統的建造物(建築物)の修景 … 補助率70%、上限額700万円
非伝統的建造物(工作物)の修景 … 補助率70%、上限額250万円
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