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> 鋳金の人間国宝
漆黒の地金に輝く赤と白のライン。
赤い色は銅、白い色はステンレスです。
銅線の赤は光を、白く煌くステンレスの線は水を表現しており、その姿は金属でありながら温かみのある、有機的な表情を見せてくれます。
この作品の製作者こそが、2005年に「鋳金」の人間国宝に認定された"大澤光民"氏です。
"大澤光民"氏の人間国宝認定理由
"大澤光民"氏の人間国宝認定の理由は大きく二つあります。
ひとつは独自に開発した「鋳ぐるみ」という技法による独創的な創作。
もうひとつは「焼型鋳造」という伝統技法の保持です。
『重要無形文化財「鋳金」保持者 人間国宝 "大澤光民"氏』
焼型鋳造法 「鋳ぐるみ(いぐるみ)」について
「鋳ぐるみ」とは、鋳型の表面に銅やステンレスの金属棒を釘で打ち止めて固定し、そこに溶けた合金を注ぎ金属棒を包み込む状態にして模様を施す技法のことです。
金属棒を固定している様子
完成した外型
「鋳ぐるみ」の線は通常、表面にくっきり現れますが場所によって線が途切れたり細くなっています。
これは合金を注ぎ込むときに熱の作用で金属の棒がそったりねじれることがあり、その効果が作品に有機的な温かみを与えています。
作品の紹介
焼型鋳造法 「鋳ぐるみ」を用いて作られた作品の数々をご紹介します。
鋳ぐるみ鋳銅花器 「陽光と月光」
鋳ぐるみ鋳銅花器 「容」
鋳ぐるみ鋳銅花器 「朝陽」
鋳ぐるみ鋳銅花器 「大宙」
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