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加賀藩主前田家墓所の国史跡指定の答申について

 
  このたび、高岡市の「前田利長墓所」が、石川県金沢市の「前田家墓所」と共に「加賀
  藩主前田家墓所」の名称で、国史跡指定の答申を受けました。

1 文化財の概要1 文化財の概要
(1)名 称 加賀藩主前田家墓所(かがはんしゅまえだけぼしょ)
(2)所在地 高岡市関72番1の1外
(3)面 積 高岡市 33,391u(金沢市を含めると119,686u)
(4)指定の理由
    加賀藩主前田家は、2代利長の時代に約120万石を有する全国最大の大名
   家となった。富山県高岡市に所在する2代藩主前田利長墓所と石川県金沢市に
   所在する前田家歴代墓所は併せて約12万uにもなり、全国でも有数の規模と威
   厳、風格を備え、江戸時代の大名権力や墓制を知る上で貴重であり、保存状態
   も良好である。特に、高岡市の前田利長墓所は大名個人墓として全国でも最大
   級の規模である。

2 前田利長墓所の概要
   加賀藩2代藩主前田利長は、慶長14年(1609)に高岡城を隠居城に定め、生涯
  を閉じる。高岡市の「前田利長墓所」は、3代利常が利長の三十三回忌にあたる
  正保3年(1646)に造営したものである。
   一辺約180mの正方形区画を有し、大名個人墓として全国でも最大級の規模を
  もつ。墓域は、外堀、内堀の二重の堀で囲まれ、高い規格性を有する。その中心
  に一辺15.5mの御廟が位置する。御廟は、加賀で産出する戸室石で覆った二重基
  壇上に笠塔婆(かさとうば)型墓碑が立つ。基壇の立面には狩野探幽の下絵と伝承
  される130枚の蓮華図が陽刻される。

3 指定の意義
(1)「近世高岡の文化遺産群」の構成資産の一つである「前田利長墓所」が、国指定
   文化財となることにより、世界文化遺産登録に向けて資産内容が充実する。
(2)前田利長墓所が全国に知られることにより、高岡市の歴史と文化に理解が深ま
   り、また県内外からの来訪者の増加による地域の活性化につながる。

4 その他
(1)今回の指定により、高岡市の国指定史跡は2件(県内では18件)となる。
(2)市内の国指定・選定文化財の総件数は、25件(県内では100件)となる。

 「前田利長墓所のイメージ図」


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